Q.学校の運動会、地域のお祭などで飛行したい場合は、学校やお祭りの主催者の了解を得られれば問題はないのでしょうか?
A.学校の運動会の場合、第三者が見学に来る可能性がありますので催しもの上空飛行の追加承認申請が必要となります。
この場合も、第三者上空は飛ばせませんので、見学者などの上空にかからないように飛行させてください。
見学者と関係者の違いですが、学校のイベント関係者は学校の教職員や生徒となり、父兄は第三者となりますので、ご注意ください。
運動会が開催されている地域は関係者・第三者とすみわけが難しい場合は、その場所の上空ではなく、少し離れたひとけの少ないところの上空から斜め撮りをするとか、校舎の屋上の上空を飛行させて斜めから運動会会場を空撮するなど、人気のない場所で操作を行うようにしてください。
この場合も、ドローンを自動操縦中に暴走しないよう、監督者や補助者などのスタッフを2名以上中継地点に待機させて、安全配慮を行うようにしてください。
お祭りについて、たとえば夜祭りを上空から撮るような場合には、夜間飛行・催しもの上空飛行の承認が別途必要となりますが、その場合、お神輿が公道を通るので、祭りの関係者の承諾と、道路を管轄する警察の許可を得たとしても、通行人や見物客の上空での飛行は「第三者上空」となるため空撮できません。
しかし実際には、お祭りの場合、関係者と第三者をすみ分けることができないので、事実上空撮は難しいと思います。
承諾を得られた私道や私有地の上空から、斜めに公道を通過するお神輿を空撮する形でなら良いのですが、操作ミスで第三者上空にドローンが飛んでいってしまう可能性もあるため、このような場合は「ネットが張られている私有地の上空」ならば空撮は可能かもしれませんが、実際上は難しいかもしれません。